印鑑を見て欲しいという雰囲気

印鑑イメージ

最近印鑑を作ったと言う妹がもの凄くニヤニヤしている。
明らかに、明らかに、印鑑を見て欲しいという雰囲気だ。非常に腹立たしい。
腹立たしいが、妹がこういった感じの雰囲気を出している時は大抵何かものめずらしい事を実現している。
その為非常に腹立たしくはあるのだが、気になる。

というわけで

「そういえば印鑑できたんだっけね?」

と、言った。妹の表情は・・ようやく聞いたかといった所か、まことに腹立たしい。

「ほら、こんなのつくったんだよ?」

見せてもらった印鑑は・・。

「何この字中国語かハングル語?」

そう思うのも無理はないハズ、薩摩本柘の材質で作られた印鑑。

ここまでは全く問題がないのだが、書かれている文字は、全く読めなかった。
というか、日本語じゃなさそうだった。妹がもの凄くもの凄ぉーくニヤニヤしている。
そういって欲しかったのだろう。
まったくもって腹立たしい。

「隠れ身の印だよ、はんこオンラインで見つけた!」

種明かしをされても一瞬よくわからなかった。
が、その後妹が得意げに説明しだしたのでそのまま聞いた。

書かれている文字はアルファベットのローマ字読みで妹の名前、ただしそのアルファベットのレイアウトを工夫してあたかも漢字のように見せかけているのだ。
そうやって言われてみるとたしかにそれっぽい所が何箇所もある。

まあまあ凝った作りの印鑑もあったもんで確かにこれなら滅多に印影が同じ人にあたらないだろうし印影が目立つ。
妹にしてはなかなか面白いものを見つけたのではないかと思ったのだった。

しかし、まだニヤニヤしている所は本当に腹立たしい。
いつかギャフンと言わせてやりたいものだ。

ページの先頭へ